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お台場での仕事は楽しいな [グルメ]

お台場が観光地として機能し始めてから数年は仕事で行くのが苦痛でした。

だってアベック (←古ッ!) ばっかりなんだもん!!

すし詰め状態のゆりかもめ車内はもちろん、海浜公園やフジテレビがある台場でもイチャイチャを見せ付けられて、こちとらこれから仕事だってぇのにたまったもんではない。
だから、これからお台場で仕事だ…と思ったら、憂鬱だったのです。

しかし、汐留にビル群ができてからは憂鬱な気分も一変。
なぜならば、シティーセンタービル最上階に僕の一番好きなレストラン「OREGON BAR&GRILL」ができたからです。
このレストランのサービスは、味がよくともサービスが悪いと二度と行かない主義の僕にとっては極上クラス! 多忙なランチタイムでも、まるでホテルのようなサービスをしてくれる。そして何より景色が凄い! 昼間、天気が良い時は、富士山はもとより、中央アルプス、筑波山まで見渡せるパノラマ。夕暮れ時からの夜景が凄いのは言うまでもない。
ランチに、バータイムにと通いつめています。

 

写真は、このレストランのバースペースからの眺めです。

仕事の前に、後に、この景色が味わえるから、お台場に行くのが楽しみ!

 


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漫画喫茶巡り [日記]

最近、入って来る仕事は、漫画が原作のものが多い。
9月まで撮影分のほとんどが漫画が原作です。
ゆえに、役作りのため時間があれば漫画を読みまくる毎日。漫画を読むといっても、一冊では中々役がつかめないのでシリーズで読まねばならず、漫画喫茶通いしています。

いろんなところを巡っていてわかったのですが、漫画喫茶というのは、1時間400円前後の一般店と高級店では大分違うものですね。高級店は、ソフトクリームなどデザート類が無料のみならず、蔵書も多いし読みたい漫画が検索できる等サービスが違う。ここ数日はネットをするよりひたすら漫画なので、高級店ならば、読みたいものを探すまであっちをウロウロこっちをウロウロと無駄な時間と費やしたお金を無駄にせずにすむのです。ブースも広いしゆったりできる。

漫画といえば、僕は昔から星野之宣諸星大二郎のファンで、今読まねばならない原作ではないのに、ついつい彼らの新作を探してしまう。ちなみに、ドラマ 「西遊記」 で牛魔王を演じるとき、役作り(?)の為に諸星大二郎の「西遊妖猿伝」を読み漁っていました。

そういえば、その時にかよった中野の ウイングガーデン は、とりわけいいお店だったなぁ。なにが良かったのかというと、当時ココはバイキングレストランを併設していたのです。ブースでマンガを読みながらバイキングの食事とデザート三昧。ドリンクには水出しのアイスコーヒーもありました。諸事情によりレストラン部分は閉店してしまいましたが、今でも、ブースの広さは快適だし、蔵書の検索等のサービスも充実しているので、オススメです。中野から転居した今も、たまに行くことがあるぐらい。

ところで、都心部の漫画喫茶は、昼間結構混んでいる。

お客さんのほとんどは会社員。そこかしこのブースからイビキが聞こえる。800円前後でランチ&仮眠ができるとすればお徳なんでしょうね。昼間のパパは結構疲れているのかも………………。


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今月は映画に二本掛け持ち出演 [長江英和出演作]

映画の撮影で足利にいます。
やっぱり最後は死んでしまう。今年はこれで三度め。例年になく命を落とす役が多く、粗末(?)にしています。
死ぬといっても芝居という仮想の世界のことです。命は一つ。大切にしましょう。

ところで、足利市に来たのはこれで4度目。今までは舞台の地方公演や日帰りの撮影でした。
北千住から東武特急だと1時間ほどなので、1公演、数シーンのロケだと日帰りできるのです。だからこの街を見たことはほとんどありませんでした。

しかし、数日滞在してみると街の美しさが見てとれる。
街の中心部から程近いところに森高千里さんの歌で有名な渡良瀬川が流れる。
川幅は広く花火大会ができるほど。川端の公園は整備され緑が映え,のどかな光景です。
他に足利尊氏で知られ、足利学校をはじめとする歴史的な名所旧跡も多い風光明媚な足利市。
時間があれば観光をしたいところなのですが、撮影で地方ロケというものは仕事で行っているわけ
なのでそうもいかんのです。
あくまでも撮影第一!。観光は休みの日がなければできない。
生憎、今回は非常にタイトなスケジュール。しかも、終わってからこの街に滞在する暇は僕にはなく、翌日は 別の映画に挑まねばならない。
今月は映画の仕事をを二本掛け持ち。最近の日本映画の攻勢が僕の所へも回ってきたようなのです。

立派に死んで(?)次の作品に行かねばならぬ!

次の映画では刑事の役なので悪人ではありません。悪人を捕まえてきます。
作品の題名は製作サイドからのOKがでれば、またこのブログで書いていきたいと思います
それまではゴメンナサイ


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今夜は七夕……必殺仕事人との再会が楽しみ! [長江英和出演作]

200777日、7並びの夕。

新メンバーの 『必殺仕事人2007』 が復活、お茶の間 (←古ッ!) に帰って来ます。

チャンネルはテレ朝系、時間は夜9時~11時。

楽しみだなぁ。

……と言っても僕は “仕事されちゃう” 側なんですけどね。

どうぞよろしくお願いします。


クリス・ベノワ追悼 [日記]

スポーツ新聞やネットでかなり報道されているのでご存知の方も多いと思いますが、WWEのスーパースター “クリス・ベノワ” 選手が亡くなられました。

奥さんとお子さんも亡くなられたそうです。

ご冥福をお祈りします。

僕は、厳密にいうとプロレスファンというわけでなく、日本やWWE以外のアメリカの団体については詳しくないのでプロレスを “熱く” 語れるわけではありません。試合や進行に筋書きがあるWWEのプロレスは、僕の演技の抽斗(ひきだし)のネタ元の一つとして楽しんで見ています。

全てのレスラーがエンターテイメントに徹しており、レスリングのみならず、マイクパフォーマンスやドラマを繰り広げる。しかし、その中で異才を放っていたのが、“クリス・ベノワ” だったのです。

皆が得意とする “ストーリーの為にキャラクターを演じる” ということはほとんどせず、“筋書きドラマ” にも関与しない。只、試合のみが彼のパフォーマンス。試合で世界中の観客を魅了する。派手さを排除した彼は、一見地味に映るのに、彼の入場するテーマソングが流れただけで観客は常に大喝采を浴びせる。

真に痛みが伝わるようなリアリズムある試合振りで観客からから尊敬を集める存在でした。

僕は、ネタ元として、選手達が繰り広げるストーリーを楽しんでいたのですが、いつの間にかファンになっていて、常に彼の試合が楽しみでした。

レッスルマニア20のメインで、彼がキャリア20年の果てにたどり着いたチャンピオンになった時、親友である(故)エディ・ゲレロと抱き合う姿に感動しました。

WWEで、もう彼の姿を見ることができないと思うと、本当に残念です。

彼と彼の家族の死に関しては、複雑な事情があるようです。憶測で記するわけにはいきません。報ずるのは控えさせてください。

ただ、ただ、残念です。 


フランスパンと極悪人 [長江英和出演作]

44を過ぎたとき、中年になり嗜好が変わったのか、急にパン好きになりました。その頃、ご飯はほとんど口にせず、ロケ弁やテレビ局の食堂で定食を食べるぐらい。1年ぐらいはほとんど”ゴハン絶ち”と言っていいぐらいでした。欧米かぁ!(^^ゞ

今はゴハンとパンの比率は半々ぐらいですが…………。

最初にハマッたのは、クロワッサン。

時代劇の撮影で京都へ出張の時、新幹線の発車時間より大分早く東京駅に着いてしまった為、朝食を外でとろうかと当時ネットで話題だった丸の内にあるメゾンミクニのモーニングバイキングに行ったのです。目当てはカリカリベーコンとサラダ、そして牛乳。料金は1000円。チョッと豪華なブランチとしなら十分にOK。

高級フレンチ「オテル・ド・ミクニ」セレクトの美味しい牛乳が飲み放題というのは牛乳好きにとっては垂涎の元。コップに注いだ牛乳を席に持って行き飲むのも暇しく、サーバーから注ぐなり腰に手を当てかけつけ3杯。65℃低温殺菌(牛乳オタクなら飲めばわかる)で激ウマでした。カリカリベーコンやハム、サラダも美味い。当然、加工肉やサラダにあう主食が欲しい。ゴハンが欲しい。しかし、ここにある主食系といえばパンだけ。しかたなしにと食べたクロワッサン。これが、僕をパンなしで生きて行けなくした魔薬(当て字)。パン中毒、略して”パン中”にしてしまったのです。

クロワッサンといえば、僕がそれまで食べていたのは5個入り袋詰めのメーカー製。サクサク感、もっちり感もない中途半端な食感で正直ウマいと感じたことはありませんでした。だが、この認識は間違っていた。「ミクニ」のクロワッサンは表面がサクサクパリパリ、中はもっちり。頬張ると発酵バターの香りが脳内ホルモンを刺激する。エポックメイキングとなったのでした。以来、美味しいクロワッサンを求めて東奔西走。美味しいと思ったのはメゾンミクニJohan、名前はわかりませんが大泉学園にあるブーランジェリーなどの発酵バターの香りがプンと漂うもの。以前、大泉学園にある東映東京撮影所でのリハーサル中、前記のクロワッサンを食べながらやっていたので、僕が動くたび、パリパリクロワッサンのパンくずが舞い散り、共演者から「このクロワッサン野郎」と言われたぐらいでした。

そして4年…………。メタボリックを気にして現在はバケットなど比較的低カロリーのパンに移行。最近はPAULVIRONなど本場系のフランスパンが人気なようです。一時期僕もよく買っていました。が、バケットの表面が固すぎて寄る年波に歯が持たない。今はクイーンズ伊勢丹のベーカリーがお気に入りです。今このブログを書いていると時もソフトフランス(これが大好き)をかじりながら書いています。

ところで先日、衛星放送で「必殺仕事人」の再放送を見ていて思ったのですが、主人公一派に”仕事”される犯人は皆極悪人。ミステリードラマにあるような清濁併せ持つ悪人など存在しない。本当に悪そうな判りやすい極悪人なのです。演じている俳優諸氏は決して犯罪者ではなく普通の人なのに。

昔、京都で時代劇の撮影をしていた時、懇意にさせていただいている先輩俳優が「必殺仕事人」に出演されていて、僕は他の作品で松竹京都撮影所に行っていたのですが、久しぶりの再会に大映通りの餃子屋さんで飲もうということになりました。彼は、生まれたばかりのお子さんの写真を見せてくださり、「可愛いだろう」と紹興酒をかたむけ、餃子をつつきながら目を細めていました。強面の先輩俳優もその時は和やかな表情をしていらっしゃる。その後放送された「必殺仕事人」では、その先輩俳優は生まれた子供など一切感じさせない悪人そのもの。視聴者は、彼が”仕事”されたのも見て当然と思ったことでしょう。

そして、今回の「必殺仕事人2007」で極悪な役どころは僕のもとに…………。

僕は悪人を演じるとき、常に悪に走らなければならなかった”哀しみ”をドラマツルギーの柱として表現してきたのですが、極悪人というナチュラル ボーン キラーズでやったことがない。果たして、仕事されるにたる極悪人であるかどうか放送を見るのがコワイ気もしますが、楽しみでもあります。

暫く立ち直れないぐらい反省するか、自分の芝居にOKをだせるか。

見る時は、フランスパンに発酵バターを塗りたくってかじりながらバタ臭く(?)見ると思いますが……

 


記念日は銀座でのディナー [グルメ]

昨日、6月18日は僕の結婚記念日なのです。

といういことで、妻と銀座で待ち合わせ、結婚記念日のフレンチディナーと洒落こみました。

この日のために、果たしてどのお店にしようかとぐるなびに会員登録。そして予約したお店は、中央通り銀座7丁目の交差点から資生堂を通り過ぎ、花椿通りへ。一本目の四差路、ROLEXの看板を左折したビルの2F(←長い?しかしお店のHPでそう紹介されてる)にあるワインバー&フレンチ LINK DINING.FR

妻と20時に待ち合わせ向かった銀座8丁目区域は、これぞ敷居の高い “夜の街銀座” というムード。路上の両側に停まっている車 (道路は駐車場じゃないよ!) は、皆、超高級車。車内には、駐車禁止にならぬためなのか、呼ばれたら直ぐに送迎するためなのか、ビシッ!とネクタイとストライプのスーツで決めた強面の運転手が控えております。店先で客を出迎える夜のオネエチャン達も歌舞伎町あたりと比べると敷居が高い。ビシッ!っと、髪の毛一本たりとも乱さぬピン!と立ったヒサシ。まるでオネエチャンのヒサシで雨宿りできそう。お店に入店する一人のセレブリティーを迎えるために入り口から出てくるオネエチャンたちは、僕には獲物を取り合うワニの群れに見えました………………閑話休題。

さてさて、我々が予約を入れたお店、ワインバー&フレンチ LINK DINING.FRであります。

店内は薄暗く、決して広くない。この適度な狭さは、大人の隠れ家というムードが漂う。結婚記念日にちなんで注文したムニュ (メニュー) はマリアージュコース。マリアージュっていってもダジャレではない。つまり料理とワインのマリアージュなのですな。料理一品一品を、ソムリエがセレクトしたワインと共にいただけるもので、ワイン通ではない我々にとっては、大変ありがたいコースです。

まずはシャンパンとアミューズ・グール:生ハムとイチジクのタルト。辛口過ぎないシャンパンは爽やかの一言。アミューズを口中に頬張れば、サクサクしたタルトとイチジク、プロシュートの塩気が調和して、そこにマリアージュを計算されたシャンパンを流し込めば、ほのかにイチジクの甘酸っぱさが際立ちサッパリして美味い。この一品で、記念日を迎える期待感を持たせてくれる。

暖かい前菜:フォアグラのポアレ赤ワインソース。それに合わせた白ワイン。フォアグラのポアレといえばドッシリとしたボルドーを連想しましたが、セレクトされたワインはオーストラリア産のほのかに甘みのある白ワインでした。酸味を押さえた赤ワインソースにあっさりと飲みやすい白ワインでフォアグラのマッタリ感が強調され、新鮮な感動がありました。

スープ:フヌイユのヴィシソワーズ+生ウニ添え。ここでワインはチョッと一休み。初めてのフヌイユだったのですが、セロリのような爽やかな香りが◎。自家製パンともよく合います。

メイン魚料理:スズキのポアレと当然の白ワイン。旬のスズキは皮がパリパリと仕上げてあり美味くないわけがない。定番中の定番、フレンチの王道ですね。樽の香りがほのかに漂う白ワインで夏の味。

メイン肉料理:イベリコベジョーダのグリエと共に、待ってましたの赤ワイン!塩コショウのみで味付けされたイベリコ豚に、フルボディーとはいえ、舌にドンと来るようなイヤな重み(渋み)はない。しかしほど良い彩りの味。食が進む。雨宿りできそうなひさしのオネエチャンを今夜こそナントカ、と目論むギラギラセレブには濃厚さが物足りないかもしれないが、40代夫婦の僕らにはしつこさがあまりなく、ワインが素材本来のもつを味を十分に引き立ててくれて美味い。イベリコ豚好きの僕はとりわけ感激しました。

そしてデザート。お店からのサプライズです。パティシエ特製ケーキに二人の名前を添えて……。でも驚いたのは、そこにコーヒーではなく、別の飲み物がサーブされたことです。

なんと、デザートワインが……!

そうです!デザートにもワインとの “マリアージュ” が用意されていたのです。我々の記念ディナーのラストを飾ったのは、デザートワイン、だったのです。

実は、僕にとって、貴腐ワインは生涯二度目。一度目はワイン屋さんで試飲したものでこれが初体験と言っても過言ではない。濃厚な甘さは、子供の頃、祖母が幼い僕らのために漬けてくれた梅酒を思い出させてくれました。

最後にコーヒーで締め。全て美味しい料理6皿とセレクトされた5種のワイン。コーヒーと共にその余韻を楽しむお供に……僕は葉巻が欲しくなりました。

お会計です。

 

一人8000円。

えっ? 8000円。

税込み、サービス込み、ワイン込みで8000円!

夜の銀座でこれだけ楽しませてもらって8000円!!二人で16000円。

これが僕の住む私鉄沿線の街の話でも十分リーズナブル。知人を連れてきてもリーズナブルさを喜んでくれるでしょう。が、銀座で、ギャルソンの暖かく丁寧なサービスも添えてとすれば、コストパフォーマンスの高さに驚きました。

このお店は絶対にオススメ!!

満腹、満足、シアワセ~。と、お店を出たのですが、実は僕、お酒は大変弱いのです。よく、人は見かけによらずと申しますが、僕はその典型なのかもしれません。ディナーの前日、自由が丘の知人宅で行われたホームパーティーでも、アルコール4%のアサヒ・スタイルフリー(350ml入り)2缶でヘベレケ。知人に自由が丘の駅まで送ってもらい渋谷に着いたのですが、そこでダウン。タクシーで帰宅。そんな僕がこの日の5杯のワインでは平静を保てるわけがない。↑↑の写真はただの酔っ払いに見えますが、しゃべる言葉はタラちゃんみたく幼児化しております。お店を出る時はもうグデングデン。幼児を通り越し胎児と化しているのでもう動けない。雨宿りのヒサシも強面も目に入らず、夜の銀座の街からタクシーで一直線に自宅のベッドへ直行でした。


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必殺仕事人2007 [長江英和出演作]

ボトッ!

何かが落ちる音と共に、僕のパソコンチェアが調布から新宿方面へとナナメに傾いた。

見ると、足下に長さ40センチほどの湾曲した背もたれの支柱が落ちているではないか。

落下音が、ボトッ!で済んだのは、我が家の床がコルクタイルだからであって、これがよくあるフローリングであったならば、ガシャッ!と響き、木製床を傷つけてしまったかもしれない。大丈夫、床は傷ついていない。「まだ使えるかな?」 と思い、恐る恐る背もたれに体重をかけてみる。革製の背もたれが支えを失い、新宿方面へ更にたわんで、体を支えるバランスの臨界点を越えた。

「壊れた」

このままだと、僕の7年余りに及ぶパソコン生活に終止符が打たれてしまうので新しいのを買うことにしました。先代の椅子は、この街に引っ越してくる時に購入し、引っ越し業者の方に運んでいただいたもの。作業机の高さに合わせて購入したもの。都合よく見つかるかしらん。OAチェアなら組み立てねばならんし、「中々難儀やな」 「なんぎやなぁ~」。

「あっ、さてっ、あっ、さてっ♪、さては~♪なんぎ、タマすだれ~♪♪」 と、非常に無理なダジャレの歌を口の中で口ずさみながら大通りへ。交差点に差し掛かると、ふと、その前にある古道具屋さんの店頭に置かれた椅子に目が留まった。

「あれ?」

カフェに置いてあるような椅子なのですが、よ~く見ると、我が家の壊れたチェアと寸法的に似ている。

手に取り見てみる。一体成型で作られたスチールパイプに、これまた一体成型のぷらっちっく (=プラスチック) で作られた座面と背もたれ。一見、華奢な椅子なれど、意外と丈夫そう。座ってみる。フィリップ・マーローと同じ200ポンドの僕の体重を座面が適度に撓みながら、仙腸 (せんちょう) 関節をサポートする。背もたれに体重をかける。「あぁ~、イイっ」。背もたれの頂上部が、7番、8番あたりの脊髄とその周りを鋭角的に刺激する。ツボにハマって気持ちいいのです。「コレッ決まり!」

というわけで、我が家に新しいパソコンチェアが来ました。パソコン中毒者にとって、新しい椅子は嬉しい。軽いので椅子の出し入れがラク。OAチェアにしなかったのは正解だったのかもしれません。OAチェアなら組み立ての煩わしさで放置プレイ。暫く新宿方面に傾きながらこのブログの更新をしていたでしょう。なにより、ゴムハンマーや工具と戦いながら、僕のドジョウのような指を柳川に開かなかったのがマル◎。

パソコン用にカフェチェアは中々いいですよ。

 ところで、「風林火山」6,7話と23話の間に撮影した必殺仕事人2007 の放映日が決まりました。

スペシャルドラマ 「必殺仕事人2007」 テレビ朝日系 7月7日 よる 9時~

テレビ朝日のホームページも充実しています。登場人物の相関図には、僕の写真も出ています。

http://www.asahi.co.jp/hissatsu2007/

で、「登場人物 cast」 の項をご覧ください。

よろしくお願いします。


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本間江州の裏話を……その2 [長江英和出演作]

 前回、山本勘助を北条氏康殿のもとへ連行するシーンのことを触れましたが、実は猪苗代湖でのロケ部分は放送でカットになりました。

しかし、このシーン、このまま闇の葬られるのはあまりにもったいない!。今考えると、あの場面が本間江州の壮絶な最期を迎える伏線ではなかったかと思われるので、ここで記してみようかと思います。”オクラ” に入ったシーンだし、本間江州の最期を皆さんに見届けていただいたのでNHKさんも見て見ぬフリをしてくれるかもしれません (^^ゞ。

収録前日の夕方に退院した僕は、勘助を連れて行くだけの短いシーンなので、「今日は直ぐに終わるだろう。温泉に入って養生するか」と、初収録の緊張感は何処へやら。半分旅行者気分で支度部屋へ。

陽が落ち、いよいよ “連行” シーンの収録。本間江州 「風林火山」 初登場。

湖畔にて、流浪の疲れを癒している勘助のもとを訪れ、「ついて参れ」。一瞬勘助と殺意をこめたにらみ合いのあと、我が殿 (北条氏康) のところへと連行してゆく…という場面でした。

夜の帳が下りた猪苗代湖は、山間部特有の凛とした冷えと共に我々を覚醒させる。しかし、墨絵の中に漆黒で描かれたような山の稜線が妖しく幽玄へと誘う。

浜辺から湖上の先まで届く、反対側からは山の稜線まで届くような巨大なサーチライトが何本も照らされた。そして、美術班が発炎筒を焚いて縦横に走り、浜辺全体を覆うようなスモークに包んでいく。

「ありゃま、随分大掛かりだな」

焚き火で寛ぐ勘助の彼方より、従者を従えた本間江州が近づいて来る。刀に手をかける勘助。一瞬のにらみ合い。そして、「ついて参れ」と江州の言葉と共に勘助が重い腰を上げるというものでした。 放送時は編集され、時間にしたらシーンの始まりから終わりまで数十秒。短いシーンなんです。

しかし、1カットごとに証明スタッフが巨大なサーチライトの向きを変える。美術スタッフが発炎筒を焚いて走りまくる。妥協を許さず何度もテストをする。本来ならば、端役と大河ドラマの主演とのちょっとした”カラミ”の場面なので、お話全体とすればそれほど重要なシーンでもない。当初、僕が想像していたように1時間ぐらいで終わらせることができたはず。それをこれほど丁寧に。スモークの幻想感さえ漂わせ演者を浮かび上がらせる。流石、NHK大河ドラマ。役者冥利に尽きるシーンでした。

その日の撮了は深夜。充実感に溢れた撮影でした。

当然、現場にセッティングしてあった巨大なサーチライトを見た瞬間、「今夜は温泉……」の半分旅行者気分は吹っ飛びました。

 

ところで、明日16日、13時5分よりNHK総合チャンネルにて「風林火山」23話の再放送があります。見逃してしまった方、本間江州の最期を見届けてやってください!。


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本間江州の裏話を………… [長江英和出演作]

大河ドラマの威光は物凄いですね。

たくさんの方が訪れて下さりありがとうございます。

このブログで今まで一番アクセスが多かったのは「吉田ソースの使い方」について書いたものなのですが、そのヒット数をはるかに凌駕し、日刊スポーツのWebサイトで連載する(今は休筆中ですが)「長江の抽斗」をも上回っているのではないかと思います。

「風林火山」と本間江州に感謝!

 

実を申しますと、このお話をいただいた時、所属する大沢事務所から聞いていた僕の出番は前半の二話(第6話、第7話)のみ。勘助殿を北条氏康殿のもとへお連れして終わり、というものでした。

去年の9月、その“連行シーン”撮影の為、猪苗代湖でのロケでのことです。

出番は二話だけ。勘助を殿のものとへ連れて行くだけの役なので、退院早々で病み上がりの僕としては、猪苗代の温泉につかりがてらのノンビリした撮影とタカをくくって参加。

撮影中のちょっとした空き時間にも、刀の稽古をされる内野聖陽さんに、「戦国物は立ち回りが多くて大変ですねぇ~」と、他人事な僕。

「何を言ってるんですか長江さん。本間江州も大立ち回りがありますよ」と、プロデューサー。

「えっ??」

「大立ち回りで壮絶な最後をむかえるんですよ」

「えっ?、えっ?!、ええっ??!!」

僕の長大なアゴはその由縁を知ろうと、更に外れんばかりに開きました。

 

それから半年あまり。第23話の台本が届きました。

第6話、第7話ではセリフも決して多くなく、控えていただけの本間江州に、こんな幕切れが用意されていようとは、驚きとともに役者冥利に尽きる感動を覚えました。

まだ生きている母や妻を意識して演じて見ましたが、いかがでしたでしょうか?

 

ちょっと、力みすぎたかな~~~~


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