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玉子焼き道 [グルメ]

妻曰く、僕の得意料理は出汁巻き玉子なんだそうです。
僕は毎日の”おさんどん”はしていますが、レシピと言うものを持たない”思いつき料理の為、特にこれが得意というものはないのですが………………。

玉子は完全食品!!。国民の滋養強壮に、栄養補給にもってこいの食材。
その昔、玉子は病気を患った時に食べるような高価なものだった事情を脱し、高度成長を向かえ、毎日の食卓にあがるようになった頃。1970年代のお弁当のメインディッシュは皆玉子焼き。お父さんもお姉ちゃんも僕も私も、お昼休みにお弁当箱を開けると半分が白地に赤く日の丸に(梅干)、三分の一が黄色いチョット焦げた玉子焼き。後の残りが副菜という状態でした。
まだエアコンは言うに及ばず、クーラーも世の中にあまり普及していない時代。夏場は、愛知県の超渋滞した道路をバスに1時間以上揺られ、教室でのムンムンとした空気の中迎えるの昼休み。名古屋市の亜熱帯と思しき盆地気候を乗り越える待望の昼食(と言っても、高校に着いた早々購買で買ったパンでいつも早弁してたのですが……)。母が作ってくれたころはまだしっとり感に包まれていたものが気温と時間経過で見るからにパリンパリン。箸で水平に持ち上げられそうなくらいカピカピで、噛み締めれば甘じょっぱいスポンジのようでした。
だから、三年間食べ続けて飽きてしまったというのもあるけれど、その食感で好きではなかった。

そうこうするうちに上京しました。
自炊をするようになると玉子は一番身近な食材です。当時、住まいの近くの商店街で毎週土曜日にハッピーデーという名目で特売をしていた。その商店街にあるお惣菜屋は、100グラム180円の肉団子甘酢炒めを100円に。500グラム買えば生卵を10個サービスでくれた。僕の玉子料理道の幕開けでした。
タダで貰った玉子なので心置きなく使える。テフロン加工のフライパンを手に入れ、玉子料理の練習し放題。テフロン加工は、加熱してもツルツル滑る。最初に練習したのは、20余年間家庭で未体験の、オムレツでした。
それまでオムレツといえば、平たい玉子焼きに玉葱とひき肉を炒めたものがのせられ、半月系にたたまれケチャップがかけられたものしか食べたことがなかった。テレビの料理番組や雑誌で紹介されるホテルの朝食に出て来るオムレツは、あのトロトロとしたクリーミーさがとてもブルジョワジーで、僕は半熟の誘惑を受け続けていたのでこれを克服せねば……。失敗しても胃におさめてしまえば勿体無くないもんね!

やがて僕は、この半熟トロ~リの誘惑を己の手で作り出すのである。山吹色にふっくらと盛り上がるオムレツを…………。

さて次の誘惑は、子供の頃から慣れ親しんできた出汁巻き玉子焼きを克服せねばならないのは必然でした。
中京人の僕としては、東京のスーパーやコンビニで売られている”厚焼き玉子”はやたらと甘くて固く、噛み締めてもあまり出汁が染み出さないので馴染めなかった。なんとか中京の玉子焼きを東京で日常的に食べたいと思ったのです。
なぜならば、玉子焼きはオカズの王道なのだから!!

それから20余年(いや、30年だったかもしれぬ)。出汁巻き玉子焼きは人に食べさせればとても喜ばれると知り益々精進を重ねる。取る出汁も、インスタントの粉末出汁から鰹と昆布の一番出汁から二番出汁に変わり、現在は飛魚(アゴ)出汁と白醤油+酒+みりんの組み合わせに至る。しかしながら向上心のまま出汁の量、酒、みりんを増やしていくと焦げやすく、火加減に注意を払わねばいけないのでだんだん作らないようになってしまいました。
だがしかし、やっぱり出汁巻きは人に喜ばれる
今では、夫婦の記念日の朝に。毎年やっている花見の時に。知人のお宅でオヨバレの時など時々作っています。
レシピというのはないのですが、僕が作る出汁巻き玉子焼きの分量は、玉子2出汁汁(アゴ出汁、白醤油、酒、みりん)1,5ほど。この分量だと焦げ付きやすくかなり折りたたみにくいので、白醤油と酒、みりんを減らし、塩と砂糖の分量を増やしてもいいでしょう。出しの量も少ないほうが巻きやすいです。最初は少なめから徐々に増やしていくほうが失敗しないと思います。
ま、失敗しても胃の中に収めれば栄養ですからね。
玉子料理は難しいですが、楽しんで下さい。
因みに、玉子は濃厚なものを使った方が美味しく作れます。

玉子料理は、人に食べさせれば喜ばれますよ!!

dashimaki.jpg
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マロニエゲートのチャイナホワイト [グルメ]

記事が遅くなってしまったんですが、実はオープン初日に(そうとは知らず)行って来ました、銀座マロニエゲート

夕食をいただきに、マロニエゲートの11階に新オープンした 『チャイナホワイト』 に行ったんです。

ビルのオープンについては知りませんでしたが、実はお店のオープンは知っていたのです。なぜなら結婚パーティでお世話になった 『ザ・オレゴンバー&グリル』(僕はオレゴンバーと呼んでます) と同じ、ワンダーランドグループの新しいお店だから。

ワンダーランドグループのお店は、サービス料を取らないのにサービス満点。特にオレゴンバーではいつも行き届いた心遣いに感激していたのですが、このチャイナホワイトにはそのオレゴンバーの支配人が移られたとあって、オープン初日からスムーズなサービス。うーむ、いつもながら感激だ。

店内は、チャイナ ホワイト の名にふさわしく、床から天井までスッキリと真っ白。その白い空間の中にヴィヴィッドでカラフルな椅子を配し、壁には青系の色でペイント。ものすごくモダンで オッサレー (注・Nyaga語で “お洒落” の意) な雰囲気。テーブルには、中華につきものの “調味料セット” がない。まるでフレンチレストランのよう。

さて、料理を注文したら、こんなものが出てきた。「お通し?」 と思ったら、なんと調味料セットだ。

テーブルに調味料セットがないと思ったら、注文後に出て来るのか。芥子やラー油のほか、醤油には焦がしネギ(?)が入っているし、お酢には生姜のみじん切りが入っている。そしてXO醤。なるほどね。テーブルに置きっぱなしにできる調味料じゃない。毎回こういう新鮮な調味料が出て来るのは嬉しいね。

……なーんて言ってるうちに、大根もちがやって来た。おなかがすいていたので写真を撮るのも忘れてパクリ、ぺロリ。大根もちの中に入った干しエビが効いてこれがまたなんとも美味い。調味料なしでも食べられるぐらいなんだけど、生姜酢でいただいてみたら、これもなかなかイケル。

さてさて、“クリスピーローストポーク” の登場だ。

カリッカリッに焼きあがった豚バラ。これにはXO醤がバツグンに合う。お店の雰囲気がオサレなので、もしやチョコマカ量で出て来るのでは…と危惧していたのだが、そんな危惧など吹き飛ばすほど、ボリューム感もたっぷり。食べでがあります。

がんばってポークを食べきったところに “エビ蒸し餃子” がやって来た。

ちょっと手振れしてるけどお許しくだされ。

ご覧のように、ヒスイ皮で薫りもよく、皮は モチモチプリップリ。こちらはネギ醤油と生姜酢でいただきましたが、どっちもイケます。 

お次は、オープン日の 「本日の料理」 でアラカルトで出ていた “季節の中国野菜塩炒め”。

カリフラワー、アスパラガス、フクロタケ、エリンギ、金針菜(ゆりの花のつぼみ)、そして飾りニンジン。それらを塩炒めしただけなんだけど、うみゃぁ~!

それぞれの持ち味を生かした歯ごたえ、野菜独特の甘み。今まで、野菜炒めの飾りニンジンを美味しいと思った記憶は特にない。でもここの野菜炒めの飾りニンジンはニンジン独特の甘みがある。なにより、下ごしらえ段階から全ての野菜たちの火の通し加減が最高!。すごい野菜炒めだ。

さぁお次は “海鮮あんかけチャーハン” か。どんなのが来るんだろう。ただの炒めメシに 「魚介あん」 がどっかり乗っているのもそれはそれで美味いんだけど……なんと!↓

魚介も野菜もキレイに同じ大きさに切りそろえた具材を、一般的な固さの 「あん」 と 「スープ」 の中間ぐらいのユルさの 「あん」 に散らして、中央の島はフワフワの卵チャーハン。宝石箱みたいなチャーハンだ。

宝石箱……ああ、宝石か。そうか。ここは 銀座 なんだなぁ。

お味は、見かけの繊細さとは裏腹に、しっかりとした一品として美味しい。ただ、オトコ腹としては、ある意味で期待 (いわゆる “海鮮チャーハン” ってコトバに抱くイメージ) を裏切ってくれるので、単品で頼む人のために、最初からメニューにそう書いておいた方がいいんじゃないかって気もする。

さぁ、お次は締めのデザート。メニューにデザートが載ってないので、「デザートは?」 と聞くと、またまた銀座らしい演出が。そう。「デザートボード」 の登場。うむ、オサレだ。

いろいろと目移りするけど、ここはトップに載ってる 「豆腐花」 を注文。

杏仁味の豆腐です。シロップとフルーツの甘みの中にほんのり豆腐の苦味が加わり、杏仁豆腐よりも大人の女性のデザートという感じ。美味しい。隣の プランタン やそのお隣の ミキモトギンザ2 などを目指してやってくる女性たちにも喜ばれそうな一品ですな。

ワンダーランドのホームページに 「本場の広東料理をシャンパンと共に味わう」 とあるように、そのコンセプトを見事に表現したお店でした。

これからちょくちょく顔出したいと思ってますんで、保坂さん、よろしく!


カレーの季節 [グルメ]

ここ数日、ジリジリ焼けそうな太陽とスコールみたいな土砂降り雨の繰り返しで、路上のアスファルトが熔けて流れ出しそうですね。

蒸し暑い……か、体が腐りそうだぁ…… 

こんな時は、医食同源の考えが僕の五臓六腑に訴えかけます。

そう、無性に カレー を食べたくなる。 

実は、僕の住む街には、カレーの名店が多いのです。昔は “イタアン激戦区” なんて呼ばれた時代もあったのですが、今や、“カレー激戦区” と化しています。

そういえば、「イタリアン激戦区」 の頃からその兆しはあったのかも……。その頃、すでに、欧風カレーで有名な店が2軒あったんだよなぁ。最近は、インド料理店が台頭し、カレー専門店も出店し、熾烈な戦いが繰り広げられている。その戦いを煽っているのが、カレーマニア(?)な人々です。

ネットを巡ると、たかがカレー、なんて呼ぶことが禁忌に感じられるほど、真剣な味の評価に行き当たる。カレー店のほうも、客の辛口評価(カレーだけに!)に応えるべく、さらに味に磨きをかける。一軒が評判を取れば、柳の下のドジョウを狙って別の店が名乗りを上げる。わが道を行っていたはずの洋食屋さんが、新規軸のカレー屋さんに華麗に転身。すると、なんと、フレンチベースの定食屋さんまでもが、スパイス調合からの本格的なインド風カレーを作り出すという流れに……。

今や、駅から半径500mの間に、カレー店五軒、インド料理店四軒の九軒がひしめいているのです。

先日は、そんなカレー店の中でも “名店中の名店” と呼ばれる店が、テレビで紹介されました。駅前にある南インド料理店です。その店を紹介したテレビのタイトルは “巨匠の店”。

そういえば、その店の存在は知っていたけど、入ったことはなかった。これは抜かった。早速、味見をしに行かなくては……

というわけで、行って来ました “マドラスキッチン”。

ビルの2階に上がると、こぢんまりとした、ケーキ屋さんのような店構え。インド料理店にありがちな、むせ返るような、得体の知れないようなエスニックさはない。でも、ドアを開けた途端、胃の底をコチョコチョとくすぐられるような、魅惑のスパイスの香り……んんん、これは期待大だ!

オーダーは、シンプルに、ナンとカリー2種。

まずは、今回選んだ、「スパイス入りのチーズナン」。これは、スパイスの香りと、ナンの中に封じ込められたトロトロチーズとの相性が絶妙。正直言って、ナンそのものだけの味を問うなら他にもナンの名店があるんだけれども、ここの特徴はチーズの量の豪快さかな。ちぎったナンのふんわり空洞の中からとろーりとトロケ出るチーズ。生地とスパイスとチーズの組み合わせが、たまらなく美味い。

さて、お次はカリーだ。一皿目は、インドカリーの店では定番とも言えるほうれん草とチキンのカリー、「サグチキンカリー」。出されたその皿を見てびっくり。ほんっとうに、「まみどり」 なのだ。そしてツブツブがない。ただもうひたすらクリーミーで濃厚なポパイ味。ほうれん草ワールドに誘ってくれる。その 「ほうれん草がクリームに変身したもの」 がチキンにうまいぐあいに絡みつき、チキンの味をぐっと引き立ててくれる。これはもう “王のカリー” って感じ?

そしてそして驚いたのは、次の皿だ。それは、汁気のない、野菜炒めみたいなカリー、「オクラとジャガイモのカリー」 である。南インドのカリーだそうだが、汁気がないのにパサパサじゃない。それはオクラのぬめりのおかげ。オクラのネバネバとホクホクジャガイモが絡み合い、スパイスの味も香りも閉じ込めながら口の中で混じりあう。ん~んん、んまい!

その味と食感の共演は、まさに、至福

あああ、めっちゃめちゃ、美味かった~!

冬のカレーもいいけれど、やっぱりカレーと言えば夏が似合う。夏のダラケたココロとカラダに、ぷわぁ~っとイッパツ、刺激と愉悦をもたらして生き返らせてくれる食べ物なんだなぁ……


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お台場での仕事は楽しいな [グルメ]

お台場が観光地として機能し始めてから数年は仕事で行くのが苦痛でした。

だってアベック (←古ッ!) ばっかりなんだもん!!

すし詰め状態のゆりかもめ車内はもちろん、海浜公園やフジテレビがある台場でもイチャイチャを見せ付けられて、こちとらこれから仕事だってぇのにたまったもんではない。
だから、これからお台場で仕事だ…と思ったら、憂鬱だったのです。

しかし、汐留にビル群ができてからは憂鬱な気分も一変。
なぜならば、シティーセンタービル最上階に僕の一番好きなレストラン「OREGON BAR&GRILL」ができたからです。
このレストランのサービスは、味がよくともサービスが悪いと二度と行かない主義の僕にとっては極上クラス! 多忙なランチタイムでも、まるでホテルのようなサービスをしてくれる。そして何より景色が凄い! 昼間、天気が良い時は、富士山はもとより、中央アルプス、筑波山まで見渡せるパノラマ。夕暮れ時からの夜景が凄いのは言うまでもない。
ランチに、バータイムにと通いつめています。

 

写真は、このレストランのバースペースからの眺めです。

仕事の前に、後に、この景色が味わえるから、お台場に行くのが楽しみ!

 


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記念日は銀座でのディナー [グルメ]

昨日、6月18日は僕の結婚記念日なのです。

といういことで、妻と銀座で待ち合わせ、結婚記念日のフレンチディナーと洒落こみました。

この日のために、果たしてどのお店にしようかとぐるなびに会員登録。そして予約したお店は、中央通り銀座7丁目の交差点から資生堂を通り過ぎ、花椿通りへ。一本目の四差路、ROLEXの看板を左折したビルの2F(←長い?しかしお店のHPでそう紹介されてる)にあるワインバー&フレンチ LINK DINING.FR

妻と20時に待ち合わせ向かった銀座8丁目区域は、これぞ敷居の高い “夜の街銀座” というムード。路上の両側に停まっている車 (道路は駐車場じゃないよ!) は、皆、超高級車。車内には、駐車禁止にならぬためなのか、呼ばれたら直ぐに送迎するためなのか、ビシッ!とネクタイとストライプのスーツで決めた強面の運転手が控えております。店先で客を出迎える夜のオネエチャン達も歌舞伎町あたりと比べると敷居が高い。ビシッ!っと、髪の毛一本たりとも乱さぬピン!と立ったヒサシ。まるでオネエチャンのヒサシで雨宿りできそう。お店に入店する一人のセレブリティーを迎えるために入り口から出てくるオネエチャンたちは、僕には獲物を取り合うワニの群れに見えました………………閑話休題。

さてさて、我々が予約を入れたお店、ワインバー&フレンチ LINK DINING.FRであります。

店内は薄暗く、決して広くない。この適度な狭さは、大人の隠れ家というムードが漂う。結婚記念日にちなんで注文したムニュ (メニュー) はマリアージュコース。マリアージュっていってもダジャレではない。つまり料理とワインのマリアージュなのですな。料理一品一品を、ソムリエがセレクトしたワインと共にいただけるもので、ワイン通ではない我々にとっては、大変ありがたいコースです。

まずはシャンパンとアミューズ・グール:生ハムとイチジクのタルト。辛口過ぎないシャンパンは爽やかの一言。アミューズを口中に頬張れば、サクサクしたタルトとイチジク、プロシュートの塩気が調和して、そこにマリアージュを計算されたシャンパンを流し込めば、ほのかにイチジクの甘酸っぱさが際立ちサッパリして美味い。この一品で、記念日を迎える期待感を持たせてくれる。

暖かい前菜:フォアグラのポアレ赤ワインソース。それに合わせた白ワイン。フォアグラのポアレといえばドッシリとしたボルドーを連想しましたが、セレクトされたワインはオーストラリア産のほのかに甘みのある白ワインでした。酸味を押さえた赤ワインソースにあっさりと飲みやすい白ワインでフォアグラのマッタリ感が強調され、新鮮な感動がありました。

スープ:フヌイユのヴィシソワーズ+生ウニ添え。ここでワインはチョッと一休み。初めてのフヌイユだったのですが、セロリのような爽やかな香りが◎。自家製パンともよく合います。

メイン魚料理:スズキのポアレと当然の白ワイン。旬のスズキは皮がパリパリと仕上げてあり美味くないわけがない。定番中の定番、フレンチの王道ですね。樽の香りがほのかに漂う白ワインで夏の味。

メイン肉料理:イベリコベジョーダのグリエと共に、待ってましたの赤ワイン!塩コショウのみで味付けされたイベリコ豚に、フルボディーとはいえ、舌にドンと来るようなイヤな重み(渋み)はない。しかしほど良い彩りの味。食が進む。雨宿りできそうなひさしのオネエチャンを今夜こそナントカ、と目論むギラギラセレブには濃厚さが物足りないかもしれないが、40代夫婦の僕らにはしつこさがあまりなく、ワインが素材本来のもつを味を十分に引き立ててくれて美味い。イベリコ豚好きの僕はとりわけ感激しました。

そしてデザート。お店からのサプライズです。パティシエ特製ケーキに二人の名前を添えて……。でも驚いたのは、そこにコーヒーではなく、別の飲み物がサーブされたことです。

なんと、デザートワインが……!

そうです!デザートにもワインとの “マリアージュ” が用意されていたのです。我々の記念ディナーのラストを飾ったのは、デザートワイン、だったのです。

実は、僕にとって、貴腐ワインは生涯二度目。一度目はワイン屋さんで試飲したものでこれが初体験と言っても過言ではない。濃厚な甘さは、子供の頃、祖母が幼い僕らのために漬けてくれた梅酒を思い出させてくれました。

最後にコーヒーで締め。全て美味しい料理6皿とセレクトされた5種のワイン。コーヒーと共にその余韻を楽しむお供に……僕は葉巻が欲しくなりました。

お会計です。

 

一人8000円。

えっ? 8000円。

税込み、サービス込み、ワイン込みで8000円!

夜の銀座でこれだけ楽しませてもらって8000円!!二人で16000円。

これが僕の住む私鉄沿線の街の話でも十分リーズナブル。知人を連れてきてもリーズナブルさを喜んでくれるでしょう。が、銀座で、ギャルソンの暖かく丁寧なサービスも添えてとすれば、コストパフォーマンスの高さに驚きました。

このお店は絶対にオススメ!!

満腹、満足、シアワセ~。と、お店を出たのですが、実は僕、お酒は大変弱いのです。よく、人は見かけによらずと申しますが、僕はその典型なのかもしれません。ディナーの前日、自由が丘の知人宅で行われたホームパーティーでも、アルコール4%のアサヒ・スタイルフリー(350ml入り)2缶でヘベレケ。知人に自由が丘の駅まで送ってもらい渋谷に着いたのですが、そこでダウン。タクシーで帰宅。そんな僕がこの日の5杯のワインでは平静を保てるわけがない。↑↑の写真はただの酔っ払いに見えますが、しゃべる言葉はタラちゃんみたく幼児化しております。お店を出る時はもうグデングデン。幼児を通り越し胎児と化しているのでもう動けない。雨宿りのヒサシも強面も目に入らず、夜の銀座の街からタクシーで一直線に自宅のベッドへ直行でした。


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京都で美味しいもの [グルメ]

撮影で京都に行っていました。

京都でオススメの美味しいものといえば牛肉。京都は牛肉が安くて美味しいのです。

大体の焼肉、ホルモン料理店は東京なら焼くものを刺身で食べさせてくれる。しかも、A5クラスの肉を腹いっぱい食べて5000円ほどです。

しかし、今回は仕事のスケジュールの都合で肉食はできませんでした。肉に未練を残したまま帰京。

京都の未練を東京ではらすとばかりスーパーへ。実は我が家の近所にいいスーパーがあるのです。本日の目玉サービス品は牛肉すき焼き用598円。

実はこの肉、正体は 「みすじ」。肩ロースの中のほんの一部しか取れない希少部位なんです。焼肉屋さんで 「みすじ」 を頼んでごらんなさい。最低でも2000円はくだらないという超高級品なのです。そんな肉なのですから不味いわけがない。どう料理しても美味しいはず!

して、そのお味は……案の定、メチャクチャ柔らかくて美味かったなあ~。

やっぱり肉は “肉の味” がする和牛に限る!

焼肉屋さん一人前の値段で腹一杯食べられるなんて幸せ❤


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吉田ソースの使い方 [グルメ]

最近、テレビでたびたび紹介される「吉田ソース」という肉料理用のソースですが、我が家では以前から使っていて欠かせない調味料になっています。

いろんなテクもあるのでご披露します。

まず、この「吉田ソース」肉料理全般はのみならず、野菜のお浸しや魚料理にも使えます。その場合、このソースは甘みが強いのでお醤油と割ることをオススメします。

鶏肉料理、元々チキン照り焼きのソースなので、ソテーしたモモ、ムネ、つくねと全てこのままでOK。

豚肉もしかり。ただ、しょうが焼きはお醤油と1対1ぐらいで割るといいでしょう。

牛薄切り肉はお醤油と1対1で簡単すき焼きの割り下になります。

ジンギスカンには、お醤油5酒3吉田ソース2。にんにくやしょうが、豆板醤やからしを入れてちょっと辛めが◎。

ジャガイモなどの野菜類や魚の練り物等の煮物にはしょうゆ2~3に吉田ソース1程度がいいでしょう。

とにかくこのソース。どんな料理にも使えますのでオススメですよ。


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