クリス・ベノワ追悼 [日記]
スポーツ新聞やネットでかなり報道されているのでご存知の方も多いと思いますが、WWEのスーパースター “クリス・ベノワ” 選手が亡くなられました。
奥さんとお子さんも亡くなられたそうです。
ご冥福をお祈りします。
僕は、厳密にいうとプロレスファンというわけでなく、日本やWWE以外のアメリカの団体については詳しくないのでプロレスを “熱く” 語れるわけではありません。試合や進行に筋書きがあるWWEのプロレスは、僕の演技の抽斗(ひきだし)のネタ元の一つとして楽しんで見ています。
全てのレスラーがエンターテイメントに徹しており、レスリングのみならず、マイクパフォーマンスやドラマを繰り広げる。しかし、その中で異才を放っていたのが、“クリス・ベノワ” だったのです。
皆が得意とする “ストーリーの為にキャラクターを演じる” ということはほとんどせず、“筋書きドラマ” にも関与しない。只、試合のみが彼のパフォーマンス。試合で世界中の観客を魅了する。派手さを排除した彼は、一見地味に映るのに、彼の入場するテーマソングが流れただけで観客は常に大喝采を浴びせる。
真に痛みが伝わるようなリアリズムある試合振りで観客からから尊敬を集める存在でした。
僕は、ネタ元として、選手達が繰り広げるストーリーを楽しんでいたのですが、いつの間にかファンになっていて、常に彼の試合が楽しみでした。
レッスルマニア20のメインで、彼がキャリア20年の果てにたどり着いたチャンピオンになった時、親友である(故)エディ・ゲレロと抱き合う姿に感動しました。
WWEで、もう彼の姿を見ることができないと思うと、本当に残念です。
彼と彼の家族の死に関しては、複雑な事情があるようです。憶測で記するわけにはいきません。報ずるのは控えさせてください。
ただ、ただ、残念です。
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