嵌まった甘味
甘いものは嫌いではない。ドカ食いはしないが、気に入っているデザートは、時折無性に食べたくなることがある。特に男のデザート、シュークリームとプリンだ。
男のデザート、と言い切れるほどシュークリームとプリンを好物とされる諸兄も多いことだろう。なぜならば、この二つは昭和から連綿と続くデザート界の東と西の横綱、阿云(あ・うん)、ツートップ、ツインタワー(ちと違う)だからだ。一口ほおばれば子供の頃のノスタルジーに包まれることでしょう。
ちょっと前まで住んでいた街には 「季の庭(ときのは)」 というケーキ屋さん (近頃ではパティスリーと言うらしい) があって、そこのシュークリームに嵌まっていた。これはクリームがメチャ美味。しかも一個がアンビリーバボゥな重さでクリームが詰まりまくっているのだ。以前差し入れで数十個買ったことがあるが、持ってみるとまるで米袋を持っているようで上腕三等筋が疲れてしまった。
以前銀座にあった 台湾料理店 「欣葉(シンイエ)」 で出していた “台湾風キャラメルプリン” に嵌まっていたこともあった。キャラメルが非常に香ばしくなめらか。かといって 「パステル」 の “なめらかプリン” よりはしっかりとした固まり具合。僕の中では東京一美味しいプリンだったのだが、お店がなくなってしまい食べることができなくなった。
今はイングリッシュマフィンでお茶を濁してます。近所に嵌まるシュークリームとプリンが見つかってないのだ。
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